LEDは、昔ながらの白熱電球ほど取り付けや設定が簡単ではありません。直流低電圧で稼働するので、120V/240V AC(設置場所による)をLEDに対応した電圧信号に変換する電源装置が必要になります。以下は、電源装置を選ぶ際に役立つ、簡潔で分かりやすいガイドです
例として、次のようなLED製品を見つけたとしますWenTop 防水短冊形LEDライトSMD3528 そして、この電源装置を一緒に使えるか確かめることにします。
ステップ1 LEDの電圧を確認する
最初に行うことは、LEDの電圧を調べることです。市販の短冊形LEDの大多数はDC12Vで稼働しますが、DC24Vで動くものもあります。
例として取り上げたWenTop製品の場合、製品説明文に記載されていました。
下部に記載されている仕様欄にも記述されていました。
それでも確信が持てない場合は、製品の画像を見てみてください。ほとんどの場合12Vまたは24Vを示す目印がついています。
次に、電源の仕様書に記載されている電圧とLEDが一致しているかを確認します。例では電源も12Vなので問題ありません。
また、AC側の入力電圧が居住国の電圧(北米は120V)と一致していることも確認します
プラスアドバイス:家に使っていない電源がある場合は裏側のラベルをチェックして、そこに電圧が記載されているかどうかを確認することもできます。
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ステップ2 LEDの消費電力を調べる
LEDのワット値(W)またはアンペア値(A)の表示を確認します。表示の単位はW/mかA/m、または単にW、Aとして記載されている可能性があります。
このLEDの場合は、合計24W、1mあたり4.8Wと表示されています。1巻き5メートルなので、4.8W/m × 5m = 24Wとなり、計算が合います。
ここに記載はありませんが、P=V×Aという式でアンペアを計算することができます。Pはワット、Vは電圧、Aはアンペアを表します。A(アンペア)を求めるには、P=24、V=12を代入します。
24 = 12 x A
A = 2.0アンペア
12Vの場合、このLEDは1巻き(5メートル)あたり約24ワット、約2.0アンペア出力することが分かりました。
次に電源を調べます。
定格は36W、3Aだということが分かります。ここでもP = V x Aの公式を使うと、電源の12Vと一致します。
つまり、この電源は最大36ワット、約3.0アンペアを供給できるということを示しています。
電源の容量がLEDの消費電力より大きいので、この2つの製品は一緒に組み合わせて使用できる結論づけられます。
電源のワットとアンペアは分かりにくく、厄介です。24ワットのLEDに電源から36ワットを流すと、問題が生じるのではないかと考えてしまうのも無理はありません。さらには、LEDを半分に切って12ワットずつにした場合どうなるのかなど不安に感じるかもしれません。
説明の際「容量」、「できる」を強調した理由がこれです。電源の定格が36ワットだからといって、いつも36Wの電力が加わるわけではありません。むしろ、電源は必要最小限の電力しか供給せず、電源に接続されているものに応じて電力消費量が調整されます。しかし、消費電力が電源の容量を超えた場合、電源は異常動作や破損を起こす可能性があります。
よって、この電源は消費電力が0~36ワットのLEDに使用することができます。
ステップ3 接続方法の選択
電源装置には下図のような電源コネクターが付属しているはずです
5.5mm×2.1mmと指定されていることが多いです。5.5mm×2.5mmはLEDのプラグでは使用できない場合があるので注意が必要です。
LEDにこのようなDCプラグが付属しているかどうかを確認してください。
電源プラグと互換性があるはずなので、電源の一方を壁に、もう一方をLEDストリップに直接差し込むことができます。
一方、LEDストリップを細かく切り分けたい場合や、画像ように2本の線(通常は赤と黒)がむき出しの場合があります。
この場合、電源からLEDに電源コネクターを接続できるアダプターを探す必要があります。そして、緩んだワイヤの端をアダプタに配線し、アダプタを電源に接続します。
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