昼間に空を見上げると、自然光の素晴らしさを実感することができます。しかし現代社会において、自然光が届かない場所や日没以降の時間帯での作業や生活は欠かせません。

ここで活躍するはずなのが「人工照明」ですが、ほとんどの蛍光灯やLED製品は「省エネ」を唯一の目標基準として、「十分明るければ問題ない」という風に扱われています。

十分な明るさを確保することはもちろん絶対条件の一つですが、通常のLED製品は自然光に比べ、

（１）スペクトル形状に欠陥があり、又
（２）ちらつき・フリッカーが生じた光を出します。

この二つの大きな問題を製品性能の段階で解決しない限り、「人工照明」を使った場所では高精度作業のミスが頻繁に起きたり、居心地が悪い環境になってしまいます。場合によっては健康に害を及ぼす可能性があるという研究なども出ています。