短冊形LEDライトの使用は初めてで、早く点灯さ せたいという場合、一番重要なステップは電気を適切な方法で供給することです。短冊形LEDライトとLED電源の購入先によって、設置方法が異なる場合があります。以下では、最も一般的な設置方法について説明していきます。
短冊形LEDと電源の互換性確認
ほとんどの短冊形LED製品は、低電圧DCで機能します。一般的に使用される直流電圧は12Vと24Vです。
まず最初に、電源の定格電圧が短冊形LEDの電圧に合っていることを確認してください。短冊形LEDに供給される電圧が低いと、明るさが低下したり光が全く照射されなくなったりし、過電圧になるとLEDが焼損します。
次に、電源容量が使用する短冊形LEDの長さに足りていることを確認してください。これは、短冊形LEDの規格を見れば計算できます。規格には通常、長さあたりの電流または消費電力が記載されています。
以上の条件が両方とも満たされていれば、電気的には問題ありません。
ウェーブフォームライティングの短冊形LED接続ガイド表
次に、電源と短冊形LEDの物理的な互換性をコネクターとプラグで確認する必要があります。LEDと電源には様々な接続方式があるので、少し混乱しやすいかもしれません。そこで分かりやすくするため表にまとめました。
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この表の見方
まず、「電源側」(緑色の網掛け)と「LED側」(青色の網掛け)を見て、接続に使用されている接続のタイプを判別してください。判別のための詳細な説明は下に記載しています。
判別結果をもとに該当する行と列の交点を見つけます。例えば、電源側が「配線」、LED側が「直流接続用端子」の場合、表の右下の枠を参照してください。
それぞれの枠中の画像と文章は、接続方法と必要なアクセサリ、部品について説明しています。下記により詳しい説明を載せています。
電源のDC出力コネクター(緑色の網掛け)の判別
まず、DC出力側の電源コネクターの種類から確認します。
最も一般的なコネクターはオスのDCプラグで、これはウェーブフォームライティングの映画用電源でも採用されています。
Meanwell の電源など、プラグがない場合は赤と白で2本の配線が区別されます。
どちらのタイプでも短冊形LEDで使用できますが、接続方法が違うので最初に確認が必要です。
次に、LED側(青色の網掛け部分)の接続タイプを確認します
短冊形LEDのほとんどは、(+)と(-)が書かれた銅パッドが付いています。ここに電気が通る必要があります。ここでは主に3つの異なる可能性があります。
1つ目は、短冊形LEDを切断した際の切り口部分に半円状の銅パッドが残る場合です。
1巻き丸ごと購入した場合、メーカーがLEDの端にすでに配線を取り付けていることがよくあります。配線の露出した場合(2つ目の可能性)、または終端がDC接続用端子の場合(3つ目の可能性)があります。短くカットしていく場合、そのうち1つは1つ目の可能性に該当することになります。
それぞれの場合でどのように電源に接続するかは、上の表を参照してください。
最終的な目標は、電源のDC出力のプラス(通常は赤)を銅パッドのプラス側に接続し、電源のDC出力のマイナスまたはアース線(通常は黒か白)を銅パッドのマイナス側に接続することです。
銅パッドの配線化
短冊形LEDを短く分断する場合、配線の繋がっていない銅パッドが生じる可能性が高いです。解説動画のほとんどは、銅パッドに配線をハンダ付けしてこれを解決しようとしますが、ハンダ付けは誰でも簡単にできる作業ではありません。綺麗にできるとは限りませんし、ある程度の経験が必要です。
そこで、おすすめなのがソルダーレスコネクターです。このコネクターはLEDの端にクリップで固定するよう設計されていて、配線を銅パッドに確実に接触させることができます。クリップがきちんと固定されるので、ハンダは必要ありません。
この方法なら、短冊形LEDの切れ端についている銅パッドを一瞬で配線化できます。
そして何より、ラッチを外すだけでLEDをコネクターから取り外すことができます。
(2つのLEDセグメントを接続するソルダーレスコネクターもあります)。
短冊形LEDは「並列」と「直列」のどちらで接続すべき?
1つの電源に複数のLEDセグメントを接続したい場合、「直列」で接続するか別々に「並列」で接続するかに迷うかもしれません。
通常「直列」の方が単純ですが、電圧降下の問題につながる可能性があります。それぞれの方法の長所と短所についての詳しい説明はこちらをご覧ください。
短冊形LEDを電源に接続するためのアクセサリの購入先
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