6500K昼光色のLED電球を購入する前に考慮すべきことトップ4

6500K昼光色のLED電球を購入する前に考慮すべきことトップ4

昼光色のLED電球をお探しの方、6500Kがご利用用途に最適な色温度かどうかわからず、決めかねている方、この記事では6500KのLED電球を購入する前に知っておくべき4つのポイントを解説しています。ぜひお読みください!

1) 6500K昼光色のLED電球が本当に必要なのか見極める

6500K昼光色のLED電球は、すべての用途に適しているわけではありません。特に住宅で使用する場合にはしっかり見極める必要があります。家庭用照明の選択は、つまるところは個人の好みの問題ですが、ほとんどの人は、昼光色のランプは青すぎたり、夜間にリラックスするには刺激が強すぎると感じるでしょう。

私たちの体は本来、日没後は暖色系の光に慣れています。ろうそくや白熱灯が発明されて以来、歴史上、人工照明は暖色系の温白色の色調のみに限られていました。

しかし、蛍光灯や現在のLED照明技術の登場により、自然光が届かない場所でも、昼光色の照明が24時間利用できるようになりました。

多くの作業や専門的な用途では、6500Kの昼光色照明が必要とされますが、これは日中の周囲の採光が不十分であったり、夜間に長時間使用したりするためです。

アーティスト、写真家、製造業者(特に塗料や織物を扱う仕事)、季節性情動障害(SAD)などの特定の病状を持つ方々は、日中と同じような照明環境をつくりあげるために、6500K昼光色のLEDライトを利用することができます。

用途によっては、5000Kがやや「暖かめ」の色調の代替品として使用でき、同様に機能することがあります。5000Kと6500Kの比較記事はこちらからご覧ください

2) CRIと光の質が重要!

定義上、6500K昼光色のLED電球から発せられる光の色は、自然昼光とほぼ同じに見えます。しかし、CRI(演色評価数)の低い昼光色電球の下では、物体の見え方は必ずしも自然昼光の下での見え方と同じとは限りません。

その微妙な違いが分かるでしょうか?

CRIは、光源だけを見ているとわかりませんが、それが照らしている対象物を見ると一目瞭然です。

CRIの高低はどのように決められるのでしょうか?

自然昼光には可視スペクトルのすべての波長が含まれており、私たちが見ている物体の色は物体の表面が反射する光の結果です。しかし、光の質の低い昼光色電球には、可視スペクトルのすべての波長が含まれているわけではありません。その結果、物体から跳ね返った反射光は、歪んで見えたり、くすんで見えたり、あるいは単に異なって見えたりします。

CRI(演色評価数)について詳しくはこちらをご覧ください。

6500Kの昼光色照明をお探しなら、対象物の見た目の色が忠実に再現されていること、あるいは自然昼光に近いことに気をかけている方かもしれません。そのような場合は、製品検索においてCRI値をしっかり確認しておく必要があります。

6500K昼光色のLEDランプでは、最低基準としてCRI値95、R9が80以上のものを選ぶことをお勧めします。

3) 光量もまた重要な要素!

1940 年代にオランダの物理学者 アリー・クルイトフが、人間が照明をどのように快適に感じるかについて、照度 (ルクス) と色温度 (K) の関係を明らかにするための研究を行いました。

グラフにプロットしたところ、快適と感じるには、色温度が高いほど、より高い照度が必要であることがわかりました。

クルイトフの研究によると、6500Kの昼光色の場合、推奨される最低照度レベルは約500ルクスとなります。

薄暗い昼光色のCFL(電球型蛍光灯)はくすんで「青く」見えるのに、自然昼光はとても生き生きとしていて心地よいのはなぜだろう、と思ったことはないでしょうか。それは、色品質(CRI-演色評価数)と量(ルクス)が不十分であることによって起こります。

空間(スタジオなど)を照らすときは、作業や仕事をこなすのに必要な照度を得るだけでなく、500ルクス(できれば1000ルクス)以上の照度を持たせて、快適な空間を作り出しましょう。

自然昼光は10,000ルクスから100,000ルクスあります。明るすぎるという状態になるにはかなりの数の電球が必要になりそうですね。

4) 「フルスペクトル」 などの曖昧な用語に注意する

フルスペクトル照明とは、6500Kの昼光色照明と似たような用語で、同義語と考える人もいるかもしれません。

要するに、フルスペクトルとは、可視光線のすべての波長(場合によっては紫外線も)が発光スペクトルに含まれている(と言われている)ことを示しているだけです。必ずしも、発せられる光の色が自然昼光と一致することを意味するものではありません。

同様に、「クールホワイト」や 「明るい、くっきり、鮮明」といった言葉は、6500Kの昼光色に近い光を表現するために使われることがありますが、必ずしも自然昼光に近いわけではありません。たとえば、5000Kは「さわやか」とみなされる一般的な色温度ですが、6500Kの自然昼光と同じようには見えません。

6500K昼光色のLED電球に関する4つのポイントの解説はお楽しみいただけたでしょうか。さらに詳しい情報をお探しなら、次にご紹介する記事にご興味があるかもしれません。

 

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